「禅宗の古人の修行ぶり」2026年09月【No.277】
中国宋代の黄龍祖心禅師(1025―1100)は、晦堂(まいどう)祖心ともいい、建仁寺開山の栄西禅師がその法脈に連なる名僧です。その嗣法の弟子には、死心悟新禅師や霊源惟清禅師などの卓越した禅僧がいます。また、有名な黄庭堅(山谷)も、在俗の身で祖心禅師の法を嗣いだ人です。...
View Article「数息観について」2026年08月【No.276】
およそ臨済宗の坐禅工夫を志す人にとって、「数息観」について知らない人はいないと思います。坐禅会などに参加しても、専門道場(僧堂)に掛搭して修業を始めるにしても、まず最初に数息観の工夫を勧められます。僧堂の老師の中には、数か月どころか一年以上も数息観をさせる方もいるようです。しかし、数息観を行じることによって本当の三昧境に到達した人が、果たしてどれほどいるのでしょうか。...
View Article「 光雲寺の駒札 」2026年07月【No.275】
先般、京都市によって新たに光雲寺の駒札(こまふだ)が門前に建てられました。 「駒札」とは、上部が山形になった木製の案内板で、寺院や史跡の由緒を紹介するために設置されるものです。 以前の駒札は長年の風雨によって文字が薄くなり、ほとんど読むことができない状態になっていました。今年は『寛永行幸四百年』という光雲寺にとっても大きな節目の年に当たることから、京都市が新しく建て替えてくださいました。...
View Article「寛永行幸四百年と光雲寺」2026年06月【No.274】
今年は、後水尾天皇をはじめとする朝廷方が、寛永三年(1626)九月六日に将軍徳川家光公の招きにより二条城へ行幸された「寛永行幸」から、ちょうど四百年に当たります。 全国の大名たちも正装してこれに付き従い、その数は実に九千人にのぼったと伝えられております。徳川幕府は五日間にわたり様々な饗応を行い、江戸時代を通じて最大級の国家的行事であったとも言われております。...
View Article「大通智勝仏」2026年05月【No.273】
中国宋代の名僧・無門慧開禅師が著された臨済宗の公案集『無門関』の第九則に、「大通智勝」という公案があります。ある時、興陽の清譲和尚に、一人の僧が尋ねました。 「法華経に、大通智勝仏が十劫(ごう)という長い間、菩提座で坐禅に取り組んだが、仏法は現前せず、仏道を成ずることもなかったとありますが、これは一体どういうことでしょうか」...
View Article「宿坊・光雲寺」2026年03月【No.271】
拙寺である光雲寺には、これまでも様々な方々が坐禅研修を希望して参りました。企業研修、学生、海外からの旅行者、人生の節目に立たれた方――動機はそれぞれ異なりますが、皆さんに共通しているのは、「一度立ち止まり、自分自身を見つめ直したい」という思いです。...
View Article「大本山南禅寺における改衣式について」2026年02月【No.270】
今回大本山南禅寺において3人の「改衣式」が挙行されました。これは南禅寺派の住職あるいは副住職となるために必要な行事です。「本式」とも言いますが、妙心寺派などでは「垂示式」と呼んでいるようです。本来は後水尾天皇の離宮のあった「南禅院」で行われるのが普通なのですが、南禅院は目下復旧工事中なので、国宝の清涼殿で執り行われました。...
View Article「展示会のご案内 」2025年11月【No.267】
光雲寺ではときおり展示会の会場をお貸しすることがあります。今回は11月1日から3日までの「立原位貫(たちはらいぬき)没後十年版画展」と12月15日から21日までの佐賀唐津焼「中川恭平作陶展」とをご紹介致します。...
View Article「健康寿命を延ばすには」2025年09月【No.265】
「健康寿命」という言葉があります。これは介護などの必要がないほど健康的に生活できる期間を意味します。厚生労働省が3年ごとに全国のおよそ20万世帯を抽出して調査しているということです。それによると、2022年時点の健康寿命は、男性が72,57歳、女性が75,45歳だそうです。確かに私の知り合いでも半数近くの男性がそれくらいの歳になると体調が不良になっているように思われます。...
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